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リアルに分かるITの仕事

IT業界-気になるシゴト<エンジニアタイプ編>

お医者さんに外科医や歯科医、はたまた獣医がいるように、ITエンジニアもさまざまな分野に分けることができます。

<エンジニアタイプ編>では、それぞれの分野のエンジニア達ににスポットを当て、説明していくことにしましょう。

「ITの専門用語はチンプンカンプン」という方も安心してください。初心者の方にも分かりやすいように、専門用語はできるだけ砕いて説明します。

このページの閲覧方法ですが、このまま下へスクロールするか、左のメニューから見たい記事へジャンプする事もできます。お好みに合わせて使い分けてください。

システムアナリスト

システムアナリストってどういう人?

システムアナリストシステムアナリストとは、会社経営の視点から情報戦略(=情報システムを生かした企業戦略)を立て、「どのようにシステムを導入すれば会社が良くなるか」などの業務改革を提案したり、それに伴うシステム開発などの計画を立て、プロジェクトを支援・監督し、その結果を評価するエンジニアです。

システム開発のフローでは、最上流(=システム開発を提案する役割)に位置する工程を担当し、ITに関する幅広い知識はもちろんのこと、経営的なマネジメントや経営層と直接交渉する高い能力が問われます。

高度情報処理技術者試験 - システムアナリスト

情報処理技術者試験には「システムアナリスト」という試験区分があり、数ある情報処理技術者試験の中でも最難関の資格に位置付けられています。合格率は8%程と非常に低く、資格取得者は一目置かれる存在です。

資格については「あるとオイシイITの資格-システムアナリスト」をご覧ください。

プロジェクトマネージャ(PM)

プロジェクトマネージャってどんな人?

プロジェクトマネージャとは、システム開発プロジェクトの責任者の事で、スケジュール管理はもちろんのこと、予算の管理や開発メンバーの統括、顧客との打ち合わせ等、プロジェクト遂行にあたっての重要な任務を行うエンジニアです。

プロジェクトマネージャまた、プロジェクト進行上で発生した問題に対して、最終的な判断を下すのもプロジェクトマネージャの仕事です。一つの判断がプロジェクトに大きく影響を与えるため、大きな責任が伴います。

このプレッシャーの中で、問題をあらゆる観点から分析・吟味し、的確な判断を下せるかどうかが、プロジェクトマネージャとしての真価が問われる場面だと言えます。

システムエンジニアがまず目標とする職務だと言えるでしょう。

高度情報処理技術者試験 - プロジェクトマネージャ

情報処理技術者試験には「プロジェクトマネージャ」という試験区分があります。システムアナリストと同様、資格取得者は非常に高い評価を得ることができます。

資格について「あるとオイシイITの資格 - プロジェクトマネージャ」をご覧ください。

システムエンジニア(SE)

システムエンジニアってどんな人?

IT関係のお仕事を探す時、よくキーワードになるのがシステムエンジニアという言葉ではないでしょうか。求人サイトの職種欄や学生の希望職種などで、この言葉が多く使われます。ではシステムエンジニアとは、具体的にどんなお仕事をするのか下の図で説明しましょう。

システムエンジニアの代表的な業務である「システム開発」の流れを見ていきましょう。

システム開発の流れ

以上がシステム開発の流れになります。いかにしてこの流れを円滑に進め、次期開発に繋げられるかが、システムエンジニアとしての腕の見せ所なのかもしれませんね。

時代の流れに取り残されるな!

時間は進むこの業界はとてつもないスピードで進化を遂げて、10年ほど前までは想像もつかなかった驚くべきテクノロジーが日々生み出されています。

システムエンジニアはこの時代の進化についていかなくてはなりません。ボーっと1日中パソコンを眺めているだけでは、自分ができる仕事を幅を広げることはできず、今ある知識はどんどん古いものになってしまうのです。その結果として、時代からも、周りの仲間からもおいてけぼりを食らってしまうことになるでしょう。

そうならないためにも、常にアンテナを張り巡らせ、最新技術や時代の変化に敏感になることが重要です。また、常に勉強することを怠らず、分からないことがあったらそれを解決し、自分のスキルにするのだという心がけも大切です。どんな小さな知識でも、長いスパンで見れば非常に大きな力となるのですから。

プログラマ(PG)

プログラマってどんな人?

プログラミングの様子プログラマとは、「システムの設計書」に基づき、実際にプログラムを作成するエンジニアです。

プログラムとは、コンピュータに実行させる仕事の手順書のこと。プログラミング言語という特殊な言葉で書かれています。

プログラムを作る作業はまるでパズルのようなものです。、コンピュータに対する命令を1つ1つ組み合わせていくことで、設計書に基づいた動作を実行させることができるのです。

しかし、そのパズルはシステムが大規模になればなるほど難しくなり、思わぬ誤動作を起こしてしまう場合があります。これをバグと言います。
銀行のお金を扱うプログラムや、航空機システムなどの人命に係わるシステムにバグが許されないのは言うまでもありませんね。

いろいろなプログラミング言語を見てみよう!

さて、ここでブレイクタイムです。実際のプログラムを見ていきましょう。

よくSF映画などで、コンピュータに詳しい悪い人がすごい勢いでキーボードを叩き、画面にウィルスプログラムを打ち込んでいく・・・こんなシーン見たことありませんか?もちろんウィルスプログラムを作ってはいけませんが、プログラム自体はどんなものかって、ちょっと興味があるのではないでしょうか?

ここでは、そんなあなたのためにいろいろなプログラミング言語で書かれた初歩的なプログラムをご紹介します。多くのプログラミング言語は、無料で簡単に導入することができますので、興味のある方はぜひチャレンジしてみてくださいね。

いろいろなプログラミング言語で「こんにちは」と画面に表示するプログラム

言語名 : BASIC - [ベーシック]

10 PRINT "こんにちは"
20 END

言語名 : Java - [ジャバ]

public class Hello {
_public static void main() {
__System.out.println("こんにちは");
_}
}

言語名 : VisualBasic.NET - [ビジュアルベーシック ドットネット]

Public Class HelloWorldApp
_Shared Sub Main()
__System.Console.WriteLine("こんにちは")
_End Sub
End Class

言語名 : なでしこ(日本語で組めるプログラム)

「こんにちわ」を表示。

言語名 : HTML - [エイチ ティ エム エル]

<HTML>
_<BODY>こんにちは</BODY>
</HTML>

言語名 : HTML + PHP - [ピー エイチ ピー]

<HTML>
_<BODY>
__<?
__php echo 'こんにちは';
__exit;
__?>
_</BODY>
</HTML>

いかがでしたか?いろいろな種類のプログラミング言語がありますが、根本的な考え方はどれも似ているます。したがって、1つの言語をマスターしてしまえば、他の言語を使うことはさほど難しいことではありません。目指せプログラミングマスター!

WEBディレクター

Webディレクターってどんな人?

Webディレクターとは、Webサイト作成の現場監督といったポジションにあたるエンジニアです。全体的なスケジュール管理をしながら、顧客との打ち合わせを通して、コンテンツの内容やデザインなどを調整していきます。Webディレクター

Webディレクターは顧客の最終目的である商品購入や資料請求などを達成させるために、 「検索エンジンからサイト訪問まで」 と「サイト訪問から最終目的への流れ」について、訪問者の心理状態を分析しながらサイトの構成を組み立てていきます。

したがって、世間のトレンドや、訪問者の心理などを分析するマーケティング能力がサイト成功へのカギとなりますし、サイト作成の監督者ですので、仕事と人を的確に管理する能力も問われるでしょう。

 

はじめてのWebディレクターWebディレクターのお仕事について「はじめてのWebディレクター」というサイトでとても詳しく紹介されています。ワークフローやお仕事内容など幅広く取り上げられていますので、興味のある方はぜひご覧ください。

WEBデザイナー

Webデザイナーってどんな人?

WebデザイナーWebデザイナーはWebサイトのデザイン面を担当するお仕事です。顧客が提案した抽象的なイメージから、具体的なデザインを作成するエンジニアです。

しかし、単に奇抜でインパクトのあるデザインを考えるのではなく、訪問者が操作しやすく、見やすいデザインを心がける必要があります。いきなり背景が真っ赤なページが表示されてしまったら、目が疲れてしまいますからね。

デザインを生み出すインスピレーションデザインはサイトのイメージを大きく左右するため、非常に重要な要素と言えます。しかし、何もないところからデザインを生み出すという作業は非常に難しいものがあります。それでもデザイナーは、日常のいろいろなものからインスピレーションを得て感性を磨くことで、新しく使いやすいサイトデザインを生み出すのです。

はじめてのWebディレクターWebデザイナーのお仕事について「はじめてのWebディレクター > Webディレクターを助ける人達」のページで詳しく紹介されています。また、コーダー(サイトの構成プログラムをつくる人)やライター(サイトの文章を書く人)についても取り上げられていますので、ぜひご覧ください。

ネットワーク管理者

ネットワーク管理者ってどんな人?

ネットワーク管理者は、主に自社内のネットワークを管理するエンジニアです。

企業などでは仕事の効率化を図るために、コンピュータネットワークを構築し、ファイルの共有や電子メールのやり取りを行っています。ですが、様々な原因により、ネットワークの一部に障害が発生してしまう事があります。そんな時に障害の原因を特定し、解決してあげるのがネットワーク管理者の仕事です。

その他にも、ネットワーク上を流れるデータ量が多くなりすぎてしまわないようにメンテナンスしたり、外部からの不正な侵入を防ぐためのセキュリティの確保、接続されている機器の管理なども行います。ソフトウェアの知識だけでなく、ハードウェアの知識も必要だと言えるでしょう。

トラブルの原因を探し出せ!

ネットワークはきまぐれです。いつ、どこで、なにが原因で障害が発生するかわかりません。

下の図を見てください。ケースその1のように、3台のパソコンのうち1台がネットワークに接続できなくなったとします。いったいどの機器に障害が発生している可能性があるでしょうか?

この場合、1台しか障害が発生していません。この事からネットワークではなく、接続できなくなったパソコン、もしくはそのパソコンとネットワークを接続するケーブが原因ではないかと考えられます。

次はケースその2を見てください。この場合のように、3台すべてのパソコンがネットワークに接続できなくなってしまいました。この場合はどうでしょう?

このように全体的に障害が発生している場合は、パソコンではなく、それぞれのパソコンが集約して接続している機器が原因ではないかと考えられます。

このようなヒントを元に、ネットワークの障害が発生している原因を特定し、解決するのがネットワーク管理者の業務の1つ、「切り分け業務」といわれるものです。

ネットワーク障害解決のヒント

サーバ管理者

サーバ管理者ってどんな人?

サーバ管理者とは、サーバ(=ネットワークに繋がったコンピュータに様々なサービスをするコンピュータ)に異常がないかなどを管理するエンジニアです。

「サーバってそもそも何なの?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。ここでは企業の社員情報の管理方法を例に挙げて、簡単に説明していきます。

全てのコンピュータの社員情報を更新するのは大変たとえば、Aという会社では社員情報を1人1人のコンピュータに保存してあるとします。この場合、もし社員が増えたとしたら、全員のコンピュータに新しい社員の情報を追加してあげなくてはなりません。

10台程のコンピュータならさほど時間はかかりませんが、100台以上のコンピュータを管理する企業だったらどうでしょう?社員情報の追加だけで1日が終わってしまうかもしれませんね。

サーバで社員情報を一括管理ここでサーバの登場です。

B社の場合、社員情報をサーバだけに保存しておき、その他のコンピュータはサーバの社員情報を見る仕組みになっています。。この管理方法にしておけば、たとえ社員が1日1人のペースで増加しても、サーバ1台のデータを変更してあげるだけで良いのです。

 

しかし、サーバには便利な反面、弱点もあるのです。データを一括で管理しているということは、サーバが故障してしまうと、すべてのコンピュータが社員情報を見ることができなくなってしまいます。もし、故障したサーバに重要なデータがあったとしたら・・・大変な事になってしまうかもしれませんね。

そうならないためにも、サーバ管理者がデータのバックアップを取ったり、機器のメンテナンスを行う必要があるのです。

いろいろなサーバ

一言で「サーバ」と言っても様々な種類があります。ここでは代表的なサーバの種類とその機能について簡単に説明していきます。

ファイルサーバ 業務上で使用するファイルなどを保存することができるサーバ。ここにファイルを置けば、他の人とファイルを共有することができる。
データベースサーバ ソフトウェアが使用する様々なデータを一括して管理することができるサーバ。データのバックアップ等、機能が充実している。
Webサーバ Webページを保存しておくサーバ。現在見ているこのページも、ブラウザがWebサーバから取得したデータ。
メールサーバ 電子メールの送受信を管理するサーバ。送信したメールは一度サーバに送られ、相手先へと配達してくれる。いわば電子メールの郵便局。

どのサーバも企業活動で重要な役割を担っています。「サーバが故障してしまって仕事ができない!」なんてことにならないよう、サーバ管理者という縁の下の力持ちが必要なんですね。